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M.ZD 12-50 購入とオリンパス標準ズーム比較

2012/01/30 16:07
これも忙しくて、買ったは良いけどまだテストしていないレンズということで、今回は M.Zuiko Digital ED 12-50mm F3.5-6.3 EZ の遠景解像テストとなります。

マイクロフォーサーズの標準ズームは複数持っていますので、正直もう十分ではあるのですが、換算24mm近辺最も良く用いますし、景色撮りがメインですので多少暗くても構わないということで、個人的にはこれはこれで魅力的なスペックではあります。

比較レンズですが、個人的には ZD 12-60 ぐらい写ってくれると良いなぁということで今回はこれと、あとキットズームの M.ZD 14-42 II R と比較してみました。

なお、パナソニック標準ズームとの比較は<既にこちらで行っています>のでそちらも見てください。

さて、今回の撮影画角は12mm, 14mm, 25mm, 50mm で、F値は絞り開放とそれに合わせたF値となります。

RAW現像はいつもの様にLightroomの自動諧調プリセットで現像時に特に何も調節していません。

あと、マイクロフォーサーズ側のカメラは E-PM1 ですが(ちなみに E-P3 は写りや手ぶれ補正機構の効きが E-PM1 と大差ないですので手放してしまいました)、ZD 12-60 をマイクロフォーサーズボディで使う人も珍しいでしょうし、今回は E-5 で撮影しています。写り的には E-PM1 と E-5 で特に変わりませんが、やはりZDレンズは E-5 の方が使い易いです。

画像

・ E-PM1 + M.ZD 12-50 ( 12mm, F3.5開放, F5.6 )
・ E-5 + ZD 12-60 ( 12mm, F3.5, F5.6 )

画像

・ E-PM1 + M.ZD 12-50 ( 14mm, F3.8開放, F5.6 )
・ E-PM1 + M.ZD 14-42 II R ( 14mm, F3.5開放, F5.6 )
・ E-5 + ZD 12-60 ( 14mm, F3.5, F5.6 )

画像

・ E-PM1 + M.ZD 12-50 ( 25mm F5.1開放, 50mm F6.3開放 )
・ E-PM1 + M.ZD 14-42 II R ( 25mm F5, 42mm F5.6開放 )
・ E-5 + ZD 12-60 ( 25mm F5, 50mm F5.6 )

各レンズの写りに関してですが、解像的には ZD 12-60 の圧勝で他の2本とは比較になりません。

そもそも大きさが異なりますし、重さも価格も別物ということで当たり前といえば当たり前ですが、M.ZD 12-50 は開放F値が暗い割に大きめのレンズということもあり、これぐらいは写ってほしいところではあります(マイクロフォーサーズ側は歪曲収差補正が強制動作なのが解像低下の原因でしょうか)

M.ZD 12-50 の解像的には、特に広角側開放で周辺描写微妙な感じではあるのですが、どの条件でもそこそこ良く写っています。

写り的には M.ZD 14-42 II R と大差ないですが、今手元にある M.ZD 14-42 は E-PM1 のキットでついてきたもので、前のものと異なり比較的ガタの少ない当りレンズですので、これはこれで写りの良いレンズです。

全体的に解像面ではパナソニックの標準ズームレンズ群の方がシャープではあるのですが、今回のオリンパス2本もそれほど大きくは負けていないと思います。

収差的に気になると言えば気になるのが、オリンパスレンズの割に M.ZD 12-50 は周辺減光大きめかなというのがありますが、換算24mm開始のズームレンズですので、良く見ると ZD 12-60 もそれなりに減光しているということでこんなものでしょう。

あとこの手のズームで気になるのが歪曲収差で、特にマイクロフォーサーズのレンズですと解像低下の原因ともなります。

試しにカメラ側の歪曲収差補正を切ることができる DxO Optics Pro で広角側RAWを現像してみたのが以下ですが。

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それなりに歪曲収差ありますが、12mm時で M.ZD 14-42 II R の14mm程度ですので、M.ZD 12-50 の14mm時ですとそれほどでもありません。ただ、それなりに収差は残っていますので、現像時に解像低下の原因にはなっていると思われます。

あと、パナソニック機ですと手ぶれ補正が効きませんので、この M.ZD 12-50 を用いる方は少ないかと思いますが、一応つけてみますと手動ズームの際に焦点距離が全く表示されず分からない(パワーズーム時はGX1ですとLumix G X 14-42 と同じ挙動で表示されます)ということで、やはりこれはオリンパス機で用いるべきズームレンズだと思われます。

全体的に M.ZD 14-42 II R のズーム倍率を上げてパワーズームにしたという、噂の OM-D のキットレンズなんでしょうねぇという感じですが、私の様に換算24mm近辺を重視するのであればこれはこれで悪くないレンズかと思います。

ただそこまで写りが良いというわけでもありませんので、既に M.ZD 14-42 を持っていて広角ズームが無いのであれば、先に M.ZD 9-18 でも買う方がお勧めでしょう。

あと M.ZD 12-50 はインナーフォーカスかつインナーズームということで、他のオリンパスマイクロフォーサーズレンズの様な前玉ユニットのガタつきが生じ難そうなのは良い点なのですが、手動ズーム機構周りは正直ジャリジャリしていて壊れないか心配ではあります。買う予定の方は一度店頭で感触を試された方が良いでしょう。
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デジタル一眼シャドウ側特性比較

2012/01/29 21:14
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新しいカメラ増えてきましたので屋外で解像テストしたいところですが、ここのところ忙しくて撮りに行けないということで、今回はシャドウ側テストを行ってみました。

このテストも<最近やったばかり>ですが、低感度で超アンダー露出で撮影し、RAW現像時に大きく持ち上げることで各機種のシャドウ側特性を見るというものです。

比較カメラは手元にあるセンサー大きめでノイズの少ない機種ということで、キヤノン 5D Mark II, ソニー α77, NEX-7, NEX-5N, あと比較用にフォーサーズ機で最もセンサー性能の良い パナソニック GX1 としてみました。

使用レンズは換算24mmに統一で、EF 24-105、DT 16-80 ZA、E 16mm パンケーキ、M.ZD 12mm となります。

ここで前のテストですと絞りF4の1/60秒, ISO1600で撮影していましたが、今回センサー大きく高感度に強い機種ということで ISO1600では差が分かりにくいのと、絞りF4では深度やレンズ収差的にも辛いですので、撮影条件はF5.6の1/60秒,ISO3200とし、さらにISO400で撮影して現像時に+3EV露出補正としてみました。

前とは条件が変わってしまっていますが、これらの機種ですとISO1600程度であれば常用域ですので(特にフルサイズの5D2)ここまで厳しい条件にしないと差が分かり難いです。

RAW現像は前のシャドウ側比較同様、Lightroomのゼロ設定プリセットからコントラストなど全て合わせた現像条件で、ノイズリダクション設定に関しては色ノイズに関しては少しかかっていますが、輝度ノイズリダクションはまったくかかっていません。

・ 5D markII + EF 24-105 ( F5.6, ISO3200, ISO400+3EV補正 )
・ α77 + DT 16-80 ZA ( F5.6, ISO3200, ISO400+3EV補正 )
・ NEX-7 + E 16mm F2.8 ( F5.6, ISO3200, ISO400+3EV補正 )
・ NEX-5N + E 16mm F2.8 ( F5.6, ISO3200, ISO400+3EV補正 )
・ GX1 + M.ZD 12mm F2 ( F5.6, ISO3200, ISO400+3EV補正 )

ISO3200時のノイズレベルに関しては、<前にもテストしました>がフルサイズセンサーだけあって 5D markII が飛びぬけています。ISO3200でもほぼ常用可能でしょう。

NEX-7 の高感度ノイズに関しては等倍で見るとノイズ多い感じですが、<前回比較しました>様に高解像度ですので同サイズで見ると NEX-5N とそれほど変わりません。ただ、ISO3200以上で比較するとやはり微妙に NEX-5N の方が優秀かなという感はあります。

同センサーの NEX-7 と α77 ですと、やはりTLMによる減光分高感度性能が落ちるということで、α77 の方が明らかにノイズは多くなります。

GX1 はフォーサーズセンサーの割にかなり頑張っていて、ISO3200時のノイズだけ見れば α77 とそれほど変わらない感じです。

さて今回さらに、低感度で撮影して大きく露出補正してみた場合での比較となるわけですが、ISO400で撮影して+3EVの現像時露出補正ですとノイズ的にはISO3200相当になるはずです。

ただ、アナログ側でなくデジタル側でのゲインアップとなりますので、デジタル側でのシャドウ特性(=ほぼダイナミックレンジ特性)に依存し、性能悪いほど諧調が悪くなったり暗部が潰れ、変なノイズが出てくるということになります。

この暗部持ち上げた場合を比較しますと<既に前に比較しました>様に、特にパナソニックセンサーの GX1 が悪く、これは単にメーカーの努力不足だと思われます。

高感度時ノイズ性能が良ければ経験上、このシャドウ側テストも良い場合がほとんどで、前に用いていたニコンフルサイズ機の D700 で特に優れていましたので 5D markII も優秀だと予想できますが、意外なことにそんなに飛びぬけて優秀というわけでも無さそうです。

確かにノイズだけ見れば少ないのですが、<GH1の時>なども苦労しました筋状のノイズ(バンディングノイズ)が意外と目立ちます。

それに対して、ソニーAPS-Cセンサー機の3機種が予想以上に優秀で、特に元から3機種中ではノイズの少ない NEX-5N が優れています。ダイナミックレンジ特性だけ比べれば 5D2 より NEX-5N の方が良いかもしれません(白飛び側をまじめに調べていませんので、シャドウ側特性だけを見ればですが)

24M機の α77 と NEX-7 は NEX-5N より画素ピッチ細かくなっているだけあってシャドウ側ノイズは増えていそうですが、ダイナミックレンジそのものは大差なさそうです。

一応注意点としましては、ソニー機は<暗所での露出傾向がアンダー気味>ということで、今回の撮影でも 5D2 と GX1 ではISO3200時に露出計側がほぼ適正露出を示していたのに対して、ソニーの3機種とも+1EV露出オーバーとなっていましたので、AE任せですとここからさらに1段暗い条件での撮影となりもっとノイズが増えて見えるはずです。特にDRO任せでシャドウ側を持ち上げるとこれが目立つでしょう。

ということで、高感度時ノイズだけ見ればセンサー大きい方が有利というのは予想通りではあるのですが、シャドウ側特性に関しては意外とメーカー差が大きくて、特にソニーセンサーが優れているという結論になりそうです(技術的なことは良く分かりませんが、各ADCその他を一つにチップ化しているのが大きいのでしょう)

もちろん露出傾向やハイライト側特性など、暗所側特性はセンサー性能だけでなくいろいろな要素が関連しますので要素の一つでしかありませんが、この辺の特性を把握して各機用いるべきかと思われます。
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NEX-7 購入と高感度時ノイズテスト

2012/01/27 22:45
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そういえば念のため予約したことを忘れていましたが、ソニーの NEX-7 を確保してきましたので、高感度時ノイズテストを行ってみました。

おそらく α77 と同じセンサーだと思われますが、<α77 と α55 の比較>前にやりましたし、今回も似た比較ということで、NEX-7 と NEX-5N で比較してみます。

使用レンズはどちらも E 18-55 OSS ですが、前から用いていた NEX-5N に付属のキットレンズは微妙に個体不良気味でしたので、今回は NEX-7 付属の黒い方を用いてみました。

RAW現像はいつもの様にLightroomの自動諧調プリセットで現像時には何も調節していません。

あと、JPEG側もいつもの様に標準的な設定でNRも標準です。ノイズが増えそうなDROはOFFで、周辺光量補正も切ってあります(歪曲収差補正もOFFですが、色収差補正はON)

なお<いつもの高感度時ノイズ比較>に合わせるために、撮影時にどちらも+1EVの露出補正を行って条件合わせてあります(<この辺の話も前にやりました>)

・ NEX-7 + E 18-55 OSS ( 18mm, F4, カメラ本体JPEG,
  ISO 400, ISO 800, ISO 1600, ISO 3200, ISO 6400 )
・ NEX-5N + E 18-55 OSS ( 18mm, F4, カメラ本体JPEG,
  ISO 400, ISO 800, ISO 1600, ISO 3200, ISO 6400 )

・ NEX-7 + E 18-55 OSS ( 18mm, F4, Lightroom現像,
  ISO 400, ISO 800, ISO 1600, ISO 3200, ISO 6400 )
・ NEX-5N + E 18-55 OSS ( 18mm, F4, Lightroom現像,
  ISO 400, ISO 800, ISO 1600, ISO 3200, ISO 6400 )

比較結果ですが、画素ピッチにそこそこ差があるにも関わらず、高感度時ノイズではそれほどの違いになっていません(前の α77 と α55 比較の時と似ています)

ISO3200以上ですと微妙に NEX-5N の方が色ノイズ少ないですが、Lightroomの自動諧調プリセットですと色ノイズリダクションが効いているということもあり、現像エンジン側のNRパラメータの微かな差で分からなくレベルです。

直観的には画素ピッチが大きい方がノイズが少なくなるようにも思えますが、こうなるのは今回 NEX-7 の方の画像を NEX-5N の16Mに合わせて画像縮小した上で比較しているためです。

画像を縮小リサイズすれば結果的にノイズも減りますし、これも最近良く扱っている話ですが、解像を犠牲にすればNRでもノイズを減らせますので、高感度時ノイズ性能を決めるのは主にセンサーサイズ(とセンサーメーカーや開発時期)であって、画素数や画素ピッチは実はそれほど重要でないということになります。

そうなると、解像面では画素数が多い方が明らかに有利ですので、再びセンサー大きめのデジタル一眼では画素数を増やす傾向になってきているわけですが、これはユーザー側でもうこれ以上の画素数は要らないとなるか、もしくはレンズ側の光学的限界(主に回折ですが)に到達するまで画素数が増えるということになりそうです。

既にセンサーの小さなコンパクト機ですと10M程度で限界ですし、フォーサーズ機も20M近辺で光学的には限界だと思われますが、APS-Cやフルサイズ機はまだまだ行けますので、放置しておくとどこまでも増えて行くのでしょう(フルサイズ機で100M辺りまででしょうか?)

ただ個人的には10Mでもオーバースペックですので、正直もうどうでも良い話でそれより本当の問題点はレンズ側です。

E 18-55 OSS はやはり精度的問題もありますし、明らかに NEX-7 の24Mには耐えられないレンズですので、画素数を増やす前にレンズをもっとまともにしないとこの画素数も意味がないでしょう。

ということで、NEXに関しては新ボディよりまず先にレンズをどうにかしてくださいという感じですが、NEX-7 でついに親指AF可能な機種が登場ということで、Eマウントでやっと最低限使える機種が出たかという感じです(この辺、カメラ系メーカーですと最下位の機種でも手抜きしないのですが、パナソニックとソニーという家電系メーカーですと最上位機種だけで困りもの)
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Sigma 12-24 II 購入と Sigma 8-16 との比較

2012/01/26 12:40
最近出たフルサイズ向け超広角レンズを試してみたいという理由で 5D markII を買っていますので、早速ですが本命となる Sigma 12-24mm F4.5-5.6 II DG HSM も買ってきました。今回はこれのテスト撮影となります。

比較レンズは、スペック的にはこれとほぼ同じで、APS-C向けとなる Sigma 8-16 で、こちらはカメラが α77 となります。

比較はズーム端での換算12mmと24mmで、絞り開放から切りの良いF値で撮影しています。

RAW現像はいつもの様にLightroomの自動諧調プリセットで現像時未調節そのままです。

画像

・ 5D markII + Sigma 12-24 II ( 12mm, F4.5開放, F5.6, F8, F11 )
・ α77 + Sigma 8-16 ( 8mm, F4.5開放, F5.6, F8 )

画像

・ 5D markII + Sigma 12-24 II ( 24mm, F5.6開放, F8, F11 )
・ α77 + Sigma 8-16 ( 16mm, F5.6開放, F8 )

この超広角ズーム2本の写りに関してですが、同メーカーのほぼ同じスペックの最新レンズということで、写りの傾向も良く似ています。

私の手元の個体ですと、広角側は 12-24 II の方が良く、望遠側は 8-16 の方が良いようにも見えますが、センサーサイズが異なるということで深度の問題もありそうですし、8-16 の方は特に広角側が微妙に片ボケしている気もするということで、個体差の影響もありそうです。

周辺の写りだけ見れば<もっと良いレンズもありそう>ですが、フォーサーズ向けのレンズですとどうしてもセンサー側性能で劣りますし、フルサイズ向けであれば各メーカーのF2.8通しの方が写り良さそうではありますが、どうしてもこれらは1Kg近い重さのレンズで、経験上ここまで重いレンズはまず持ち出さなくなることも分かっています。

ということで、これだけ写る割に比較的軽量ということで、5D2 向けとしてはこの Sigma 12-24 II と EF 24-105 の2本の組み合わせで十分な気がしています。

細かな収差を見ていくと、どちらも像面湾曲傾向がありますのでフォーカス合わせに苦労するタイプのレンズではありますが、20M超えのカメラで用いますとどんなレンズでも像面湾曲が気になりますので仕方ないところでしょう。それでもやはり景色を取るのであれば中央部でなく周辺でフォーカス合わせた方が良さそうです。

その他、どちらのレンズも色収差的には優れていますし、像面湾曲にさえ注意すれば、フルサイズやAPS-C向けの超広角レンズとしては周辺描写に優れるレンズかと思います。

前に用いていた旧型の Sigma 12-24 ですと、特に<歪曲収差の点で優れていました>が、新型の方は歪曲は他のレンズ並になっており、どちらかというと湾曲収差その他の解像に悪影響を及ぼす系の収差補正をより重視して、後補正で修正の容易な歪曲収差は妥協という今時っぽいレンズに仕上がっています(これはSigma 8-16 もそうですが)

あと、<旧型ですと特に酷かった>周辺光量落ちに関しては、新型でもフルサイズ向けだけあって酷いと言えば酷いですが旧型よりはまだまともかもしれません。

他に旧型で酷かったのが逆光性能で、新型ではこの点でも改善されているように思えますが、もう少し使い込んでみないと分かりません。

ということで、解像的には並よりは良いレベルで極めて良いわけでもありませんが、フルサイズ向けの広角レンズの割にそこそこ軽量ですし、その割に写りも良く、値段もこの手のレンズとしては安い方で(その代わり精度や品質面で心配ではありますが)、何と言っても貴重な換算12mm開始の超広角レンズですので、5D markII と合わせ持ち出し頻度が高くなりそうです。

フルサイズ向け超広角レンズとしては5D2と合わせ、とてもお勧めできるレンズなのではないかと思います。ただ、旧型との比較ですと、特に歪曲を気にされる方は旧12-24の方が良いかもしれません。
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EOS 5D markII 購入と高感度時ノイズテスト

2012/01/23 00:27
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そろそろ後継機が出そうなのは分かっているのですが、新レンズ増えてきたフルサイズ向け広角レンズの写りが気になるということで、久しぶりに一眼レフ機を購入してみました。

フルサイズDSLRに関しては、以前にニコンの D700 を用いていて<結局レンズ込みの重さで挫けて手放しています>ので、キヤノン機でも同じことになりそうですが、5D markII でしたら今メインで使っている E-5 と大差ない重さですし、キヤノンですと不安な広角レンズも、今でしたらサード製でどうにかなるでしょうということで試しに買ってみました(新品でも妙に安くなっていましたし)

まずはお約束の<高感度時ノイズテスト>ですが、今手元にある最も高感度に強い機種はソニーAPS-Cセンサー機の NEX-5N ですのでこれと比べてみます。

使用レンズは 5D2 側がキットレンズの EF 24-105 IS (まだレンズこれだけです)、NEX 側も同様にキットズームで E 18-55 OSS となります。

画角は換算28mmの絞りF4でシャッター速度もいつものEV値に合わせてあります(5D2 は補正0ですが、NEX側が+1EV補正)

RAW現像もいつもの様にLightroomの自動諧調プリセットで、特に何も調節していません(WBはカメラ側AWB)

JPEG側も標準的な設定ですが、ノイズの増える暗所を持ち上げる系の処理は(5D2側はハイライト側拡張も)OFFで、ノイズリダクション設定は共に標準です。あとどちらも周辺ノイズの増えそうな周辺光量補正は切ってありますが、NEX側だけ色収差補正をONにしています。

・ 5D markII + EF 24-105 IS ( 28mm, F4開放, カメラJPEG,
  ISO 400, ISO 800, ISO 1600, ISO 3200, ISO 6400 )
・ NEX-5N + E 18-55 OSS ( 18mm, F4, カメラJPEG,
  ISO 400, ISO 800, ISO 1600, ISO 3200, ISO 6400 )

・ 5D markII + EF 24-105 IS ( 28mm, F4開放, LR現像,
  ISO 400, ISO 800, ISO 1600, ISO 3200, ISO 6400 )
・ NEX-5N + E 18-55 OSS ( 18mm, F4, LR現像,
  ISO 400, ISO 800, ISO 1600, ISO 3200, ISO 6400 )

高感度時ノイズに関してですが、さすがフルサイズセンサーだけあって極めて優秀で、ノイズのとても少ない NEX-5N のセンサーと比較してもRAWで1段分程度ノイズ少ないです。

前に用いていた D700 も同様に高感度時ノイズに優れていましたが、12Mと21Mという解像度の差以上に解像感も異なりLPFの差が大きそうです。

これも何度か書いています>が、解像に優れるのであれば今時はそれを犠牲にすることでノイズをNRで減らすことができますので、トータルでのセンサー性能は D700 より 5D2 の方が良いのかもしれません。

JPEG側に関しては、ノイズリダクション標準ですとノイズ除去を重視した絵らしく、特に高感度になるほど 5D2 の方が解像甘い感じなのに対して、NEX側はシャープネス処理強めで線が太いです。ただ、どちらも悪くないですし、これだけのセンサーですので丁寧にRAW現像するとさらに良いでしょう。

あと気になるのがやはりNEX側の解像の悪さですが、EF 24-105 と比較すれば大きさが全く異なります(重さ4倍はあります)し、値段も数倍で、そもそも今手元にある E 18-55 OSS は少し外れ個体気味ということで、写りを比較するまでもなく、EF 24-105 はフルサイズ向けズームレンズでの絞り開放F4の割になかなか良く写っています。さすがキヤノンLレンズというところでしょうか。

重いカメラとレンズですし高いだけあってフルサイズ機はやはり良く写りますが、これは改めて買うまでもなく分かっていることで、後の問題点はシステム全体の重量となります。

フルサイズ機に望遠レンズを組み合わせますとどうしても重くなりますので、望遠側を軽くしたい場合はいっそ他システムにして、広角から標準側も EF 24-105 で十分ということで、個人的には超広角レンズに良いものがあるかどうかだけが問題です。この辺は適当に検証して行くことにしましょう。
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デジタル一眼での低感度時ノイズ比較

2012/01/18 20:58
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少し気になったというか、私みたいにいろいろ混ぜてテストしていると直ぐに気がつくことなのですが、特定の機種とかメーカーしか使っていないと、もしかして気が付き難いのかもということで、一応撮影して実証してみました(とても基本的なことなのですが)

いつもの<高感度時ノイズ比較構図>での撮影ですが、今回はあえてここでセンサー大きめのデジタル一眼での、低感度時ノイズ比較を行ってみます。

比較は各メーカーのデジタル一眼ということで、α77, NEX-5N, GX1, E-P3 で、使用レンズはキットズームレンズに統一して、DT 16-50 SSM, E 18-55 OSS, Lumix G X PZ 14-42, M.Zuiko Digital 14-42 II R です。

撮影条件は換算28mm、絞りF4で統一してあります。

撮影時の露出は全て補正0EVの分割測光系AE任せ、RAW現像はLightroomの自動諧調プリセットで、現像時に同じ明るさになるように調節してあります(これですと輝度NRは動作しません)

・ α77 + DT 16-50 SSM ( F4, ISO200, ISO400, ISO800 )
・ NEX-5N + E 18-55 OSS ( F4, ISO200, ISO400, ISO800 )
・ GX1 + Lumix G X 14-42 ( F4, ISO200, ISO400, ISO800 )
・ E-P3 + M.ZD 14-42 II R ( F4, ISO200, ISO400, ISO800 )

これらの機種の高感度時ノイズテストは<前に実施済み>で、基本的にはセンサーが大きく新しくものが高感度時ノイズに優れるということで、NEX-5N, α77, GX1, E-P3 の順で高感度特性に優れます。ダイナミックレンジ的にもほぼ同じ順です。

常識的には高感度に強ければ低感度側ノイズにも強いはずで今回の比較結果もそうなるかというと、面白いことにそうはなっていません。

今回ですと最もノイズが少なく見えるのは GX1で、ノイズ多い方は ISO800 ですと E-P3 もノイズっぽいですが、最もノイズ多く見えるのは α77 となっています。

さて、なぜこうなるのかですが、<いつもの高感度時ノイズテスト>と比較しますと、今回わざと合わせていない条件があります。それは撮影時のEV値です。

今回、全てF4で撮影していますが、わざと撮影時の露出補正を行わずにAE任せで撮影していますので、機種毎のAE露出傾向に依存してシャッター速度が大きく異なり、ソニー機側はISO200時のシャッター速度が共に1/15秒なのに対して、GX1は1/8秒、E-P3は1/6秒と、1EV以上の差があります。

これをRAW現像時に同じ明るさになるように補正していますので、実際にはソニー機側は1段以上現像時に持ち上げることになり、ISO200時にISO400相当かそれ以上のノイズになるということで、今回の様な結果となっています。

もちろん、撮影時の条件をきちんと合わせれば NEX-5N はもちろん、α77 もフォーサーズ機より1段分はノイズに優れるのですが、暗所でのこの露出アンダー傾向を把握せず、またその上で特に α77 でDROを有効にしたまま撮影したりしますと、低感度から妙にノイズ多いということになりがちかと思います。α77 は特にISO100 時のハイライト側にかなり余裕を持たせてあるために比較的白飛びし難い傾向で、逆にシャドウ側にノイズが出やすくなってしまっています。

今回の結果からもわかりますように、実は単に露出アンダー気味なだけですので、低感度時のシャドウ側ノイズが嫌であれば、露出をハイライトぎりぎりまで追い込んで常に+1EV程度の露出補正をかけるという手もありますが、ISO100で常に+1EV露出補正して撮るということは、実はISO50で撮影するのと同じです。

α77 の場合、拡張感度のISO50時でも白飛び特性そこそこ優秀ですので、低感度で撮影すると分かっているのであれば初めからこの拡張感度ISO50で撮影するというのも手かと思います。もちろんISO50は拡張感度ですのでハイライト側飛びやすくなるので注意ですが、この辺はどのカメラでもお約束の話です。

ちなみにこのブログでの α77 の過去の撮影は、この辺考慮して全てISO50で撮影してあります(暗所テスト以外)

ということで、α77 の場合はシャドウ側ノイズに注意して撮影した方が良いでしょうというのが今回言いたかったことですね。
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小型望遠ズーム遠景比較

2012/01/15 16:24
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α (E) マウント側の比較は<前回行っています>が、せっかくですのでマイクロフォーサーズ側の小型望遠レンズとの比較も行っておきます。

なお、E 55-210 は広角端側の片ボケが気になりましたので結局交換してもらいました。前回とは異なる個体となりますので注意してください。

比較レンズは手元にある小型の望遠ズームということで、ソニー E 55-210 OSS, シグマ 50-200 DC OS, パナソニック Lumix G X PZ 45-175, オリンパス M.Zuiko Digital 40-150 の4本となります(あとフォーサーズ向け ZD 40-150 もありますが今回省略)

カメラ側は16M機に統一ということで、NEX-5N と GX1 です。

撮影はズーム端で望遠側はほぼ換算300mmです(が、厳密には Lumix G 45-175 はテレ端ではないですし、E 55-210 は面倒ですので実際には210mmで撮影しています)

撮影F値はF5.6ですが、E 55-210 の望遠側だけ絞り開放のF6.3となります。

RAW現像はいつもの様にLightroomの自動諧調プリセットですが、薄曇りですので少し明るめに現像してあります。

・ NEX-5N + E 55-210 OSS ( 55mm F5.6, 210mm F6.3開放 )
・ NEX-5N + Sigma 50-200 OS ( 50mm F5.6, 200mm F5.6開放 )
・ GX1 + Lumix G X 45-175 ( 45mm F5.6, 150mm F5.6 )
・ GX1 + M.ZD 40-150 ( 40mm F5.6, 150mm F5.6開放 )

今回、条件をあまり厳密に合わせていないのと、コンディション的にも雲があって露出安定していないということであまり良い比較ではありませんが、傾向は大体わかります。

今回の4本中では E 55-210 OSS だけ少し周辺の解像が悪いといえば悪いですが、それほど劣るというわけでもなく、4本とも良く写っています。この程度ですと微妙なフォーカスミスであるとかブレの方が影響大きいでしょう。

この E 55-210 OSS は交換してもらった2本目なわけですが、微妙に1本目の方が写り良いように見えなくもないです。

ただ、片ボケしていると反対側はむしろ良く写って見えることも多いということで、2本目ですと片ボケはありませんので(代わりに少し像面湾曲傾向が大きめな気もしますが)、写り的にはこんなものではないかと思います。

全体的にマイクロフォーサーズ側のレンズ2本の方が、特に周辺描写では良い感じですが、これは望遠レンズに限らずセンサーサイズが小さいほど周辺描写は良い傾向ということで、いつものことではあります。

ただ何度も扱っています様に、センサー小さいほど周辺描写が良いというこの傾向は<特に広角側で顕著>で<望遠側ではそれほどでもありません

その他<高倍率ズームレンズでもセンサーサイズ小さい方が写りの良い傾向>ということで、今までの経験上センサーサイズ小さい方が有利なのは、収差の出やすいレンズの場合となります。

さらに超望遠レンズですと明らかにセンサーサイズ小さいほど小型にまとめることができるということで、マイクロフォーサーズの様にセンサー小さめのシステムカメラですと、特に超の付くタイプのレンズ(超広角や超高倍率、超望遠レンズ)で有利という結論が出せそうです。

逆に、標準から望遠側はセンサー大きくてもそれほど収差が酷くならない(特に単焦点)ということで、さらにボケを重視する場合は明らかにセンサーサイズの大きなシステムカメラほど有利になります。

今回扱った望遠ズームでも(小型軽量を重視すると結局フォーサーズの方が有利になっていますが)、動くものを撮るとなるとカメラ側の高感度性能も重要ですので、NEX もこれはこれで悪くないケースありそうです。

また、今回の Sigma 50-200 は本来は α 向けの望遠ズームなわけですが、マウントアダプタ LA-EA2 を用いることで位相差AF用いることができますので、NEX の場合はこの様なDSLR向けレンズを使う手もあります。

NEX-5N でもフォーカス精度だけ見れば明らかにコントラストAFの方が良いのですが、動くものに対しては位相差AFの方が有利でしょう。

もちろんハーフミラーで光量が落ちますので、α(A)マウントのレンズを用いるのであれば、初めから α55 でも使った方が良いのでは?というのはありますが、既に売ってしましましたし今手元にある Sigma 50-200 は手ぶれ補正の効く旧型で、トータルでは LA-EA2 込みでも軽く仕上がりますので、これはこれで出番があるかもしれません。

ただ、最近のシグマのレンズもそうですし、タムロンもレンズ側の手ぶれ補正機構を省略しがちですので、できれば α 向けでもOSやVCを残しておいて欲しいところですね。
記事へなるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 11 / トラックバック 0 / コメント 1


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