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Nikon 14-24mm F2.8 再購入

2012/05/19 17:56
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ここのところニコンの D800E 購入予定でFマウント向けレンズを買い戻しているわけですが、まだ肝心の本体が手に入らないということで、このブログの更新も滞りがちです(一応 D700 も買い戻してあるのですが今となっては解像力不足ですし)

ここで D800 発売の影響かFマウントの新しい方のレンズも軒並み品薄気味で、特に 24-120 F4 VR などの標準レンズの類がまったく見当たりません。ただ、16-35 VR や Nikon 14-24 などの広角レンズは比較的在庫が見つかるということで、これらは既に手元にあります。

これらニコン広角レンズは前に使っていたということもあり、このブログでは検証済みで詳細省略ですが、手元にフルサイズ機の 5D Mark III もありますし、Nikon 14-24 なら VR機構もありませんので、通電していなくてもアダプタ経由でまともに写るでしょうということで、今回試しに 5D Mark III で撮り比べてみました。

比較レンズは同様にフルサイズ向けの超広角ズームとなる トキナー 16-28mm F2.8 で、比較画角は16mmと24mm(14-24では14mmでも撮影)、F値は絞り開放からF8までとしてみました。

Nikon 14-24 側はF→EFのマウントアダプタ経由で、G対応タイプですので一応絞りは変えられますがF値は大体となります(とは言ってもシャッター速度で合わせているので1/3段程度の誤差に収まっているはずです)

RAW現像はいつもの様にLightroomの自動諧調プリセットで現像時に特に何も調節していません。

・ 5D Mark III + Nikon 14-24 ( 14mm, F2.8開放, F4, F5.6, F8 )
・ 5D Mark III + Nikon 14-24 ( 16mm, F2.8開放, F4, F5.6, F8 )
・ 5D Mark III + Nikon 14-24 ( 24mm, F2.8開放, F4, F5.6, F8 )

・ 5D Mark III + Tokina 16-28 ( 16mm, F2.8開放, F4, F5.6, F8 )
・ 5D Mark III + Tokina 16-28 ( 24mm, F2.8開放, F4, F5.6, F8 )

トキナー 16-28 に関しては、最新設計で1Kg近い重さのレンズということもあり、EFマウント向けではおそらくこれが最も良く写る広角ズームかと思われます(<この辺参照>)

フルサイズ向け超広角レンズですと、ほとんどがF11まで絞らないと隅までシャープに写らないのに対して、トキナー 16-28 はF5.6まで絞れば全域シャープとなり優秀な部類です。

ただ、Nikon 14-24 はやはり化け物広角ズームでして、こうして解像度22Mの 5D Mark III で用いても、ほぼ絞り開放のF2.8から全域シャープです(F4まで絞れば確実)

解像に関しては絞りによる変化がとても少ないレンズで、極めて優秀な広角ズームなのは間違いありません。トキナー 16-28 と比べてもより優れます。

もちろんフルサイズ向けだけあって絞り開放側では周辺光量の問題が大きく、結局 D700 と組み合わせて用いていた頃でもF5.6より絞りを開けた記憶がありません。

結局、私にとっては Nikon 14-24 はオーバースペックで、トキナー 16-28 で十分で、こちらの方がより使い易い気もします。

この ニコン 14-24 は前にも用いていましたので問題点は良く分かっていて、最大の問題点は1Kg級というその重さと、あとテレ側24mmという不便さです(意外と歪曲が大きいなどもありますが)

個人的には24〜28mmが最も使用頻度高いですので、この手のテレ側24mmの広角ズームですとそれと組み合わせる24mm開始の標準ズームの選択にとても困ります。

今ですとNikon 24-120 VR もリニューアルされていますのでおそらくこれで良いのでしょうが、あと当時ですとこのレンズに耐えられるカメラも無いという状態でした(12M超えるとなると D3X)

ただこれも今ですと D800 がありますし、望遠ズームまで持って行くとフルサイズ一式は重すぎるという<前に D700 を手放した理由> に関しても、D800 は少し軽くなっています。

あと、無駄とも思える解像度も、これだけあればクロップでのDXモードでも使い物になりますので、軽くしたいところは妥協してDXレンズ使うのもありかということで、またニコンフルサイズに戻ってきたということになります。

ということで、この ニコン 14-24 は超広角レンズとしては極めて高性能で D800 には良い組み合わせだと思いますが、普通に使う分には トキナー 16-28 も写り十分で、これはこれでお勧めでしょう。特に 5D3 には良い組み合わせだと思います。
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D700 シャドウ側特性テスト

2012/05/11 22:14
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D700 を再購入ということで、せっかくですので最近の機種とシャドウ側特性を比較してみました。

比較カメラは<前回の高感度テスト>同様に 5D Mark III と E-M5 ですが、今回 キヤノン G1 X でも撮影しています。

ここで、Lightroom側ですと G1 X のRAWを現像できますが、Silkypixでは現像できませんので今回の現像はLRで X-Pro1 での撮影は省略となります(富士機はLRで、キヤノンはSilkyで現像できない状況はどうにかして欲しいところですが)

撮影条件ですが、今回は絞りとシャッター速度の方を完全に固定(F5.6の1/60秒)で、ISO感度の方だけ変化させています。

撮影感度はISO3200, ISO400, ISO200 で、条件的にはISO3200時に適正露出ですので ISO400時は-3EV, ISO200時は-4EVのアンダー露出です。

いつもの様にRAW現像時にこれを打ち消すだけプラス側に露出補正して、低感度時シャドウ側の状況を見ます。

現像条件ですが、どうもこの4機種ですと実効感度がバラバラ(D700が明るい=実効感度が高い、G1X は暗い=実効感度が低い)ということで、調節が面倒でしたので自動諧調プリセットで現像しています(ただし最新の2012Ver)

これですと自動的に同じ明るさ+諧調になりますので比較には向くのですが、最新のLR4ですとどうも暗めに現像されますので、現像時にそこからさらにプラス露出補正しています。

・ D700 + Nikkor 28mm F2.8 D ( F5.6, 1/60sec, Lightroom現像
  ISO3200, ISO400+3EV現像時補正, ISO200+4EV現像時補正 )

・ 5D Mark III + EF 28mm F1.8 USM ( F5.6, 1/60sec, Lightroom現像
  ISO3200, ISO400+3EV現像時補正, ISO200+4EV現像時補正 )

・ E-M5 + Lumix G 14mm F2.5 ( F5.6, 1/60sec, Lightroom現像
  ISO3200, ISO400+3EV現像時補正, ISO200+4EV現像時補正 )

・ PowerShot G1 X ( 換算28mm, F5.6, 1/60sec, Lightroom現像
  ISO3200, ISO400+3EV現像時補正, ISO200+4EV現像時補正 )

ISO3200時の高感度ノイズに関しては前にも扱いました様に、D700 と 5D Mark III でほとんど変わりません(ただし同縮尺で比較した場合)

これらフルサイズ機と比較すると明らかに劣りますが、E-M5 と G1 X の2機種間もセンサーサイズ近いだけあって似たような高感度特性です。

ここで今回の比較は高感度特性ではなく、低感度時のシャドウ側特性(=主にダイナミックレンジ)になるわけですが、今回の4機種ですと圧倒的に D700 が優れています。4段持ち上げても驚異的にノイズ少ないですし、諧調も自然ということでさすが画素ピッチ大きいだけあります。

このシャドウ側特性に関しては何度も扱っています様に、比較的ソニーセンサー機が優秀で、(ソニーセンサーと決まったわけではないですが)E-M5 もこの画素ピッチの割に優秀です。

基準感度のISO200で比べているからというのはありますが、この条件ですとバンディングノイズの出易い 5D Mark III より E-M5 の方が良い様にも見えます。

パナソニック機同様にキヤノンセンサーもこのテストは比較的苦手の様で、G1 X のセンサーも高感度特性は優れているものの、低感度シャドウ側は E-M5 の方が良さそうです。

ということで、D700 のシャドウ側特性は特に優秀ということで<以前に比較済み>の話ではあるのですが、最近の機種は白飛び特性と特に高感度時ノイズの方を重視しすぎて、この低感度シャドウ側特性が悪くなりがちかと思います。

これも前に比較しました様に、意外と D700 白飛びし易いわけですが、白飛びし易い=センサーのダイナミックレンジが狭いわけではありません。どちらかと言うとシャドウ側特性が良くなるということになります。

あと今回気になったのが、同じ条件なのにD700だけ妙に明るく見える・・・というか、最近の機種はISO感度の割にシャッター速度が遅くなりがちということで、実際のISO感度より大き目の値を表示する傾向にあるのではないかと思います(皆さんISO感度ばかり気にするからという理由でしょうか?)

この実効感度の差があるのに条件合わせて比較するため、今回の様な結果になりがちというのもあるのでしょうが、そろそろ高感度性能的には十分ですので(それよりより手ぶれ補正機構の方を改善していって欲しい処ですが)、どちらかというとセンサー側はこのダイナミックレンジ特性を改善して頂きたいところです。

その点、D700 は今でも優秀な機種で、RAWで撮影して諧調重視する方にはお勧めの機種でしょう。
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Nikon D700 再購入と高感度時ノイズテスト

2012/05/10 20:08
何やってるんだ状態ですが (^^; 、都合によりニコンフルサイズ機の D700 を買い戻してきました。

ここで、現在 D800E 発注済みなわけですが、これと 5D3 どちら買うのか悩んでいて、結局どちらも予約が遅れたということもあり、手元に来るのにおそらく1カ月はかかるということで、先にFマウントのレンズを揃えておこうかと。

ただ、買う予定のレンズが主にVR付きのものということで、仮に 5D3 にマウントアダプタでテストしても通電しないと初期不良判断できないですし、D700 の中古価格見ると12万ぐらいで、売った時の差額考えればどうせ数万ということで、ほぼレンズテストのためだけに買い戻してきました。

ということでせっかくですので、昔のフルサイズ機と最近機種で比較ということで、今回高感度時ノイズテストとなります。

比較機種は今手元にある比較的高感度に強い機種ということで、キヤノン 5D Mark III, 富士 X-Pro1, オリンパス E-M5 の4機種比較としてみました。

RAW現像は X-Pro1 に対応しているものが現状これだけですので基本Silkypixですが、参考までにLightroomでも現像してみます。

現像条件はSilky側がスーパーニュートラルテイストから自動露出+諧調硬調ですが、ホワイトバランスや細かな明るさなど手動で合わせてあります。Lightroom側は自動諧調プリセットですが、やはり細かく条件合わせてあります。

これですと、Silky側はカラーノイズ含め全てのノイズリダクション処理は動作しておらず、Lightroom側はカラーノイズのみ除去されていますが、輝度ノイズはそのままで除去されていません。

あと、撮影時の絞りはF4に固定で、シャッター速度もいつもと同じEV値に合わせてあります(今回の4機種はISO実効感度がバラバラですが、現像時に明るさを合わせていますのでこの差が吸収されます)

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・ X-Pro1 + XF 18mm ( F4, Silkypix, ISO1600, ISO3200, ISO6400 )
・ D700 + 28mm F2.8D ( F4, Silkypix, ISO1600, ISO3200, ISO6400 )
・ 5D3 + EF 28mm USM ( F4, Silkypix, ISO 1600, ISO3200, ISO6400 )
・ E-M5 + Lumix 14mm ( F4, Silkypix, ISO 1600, ISO3200, ISO6400 )

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・ D700 + 28mm F2.8D ( F4, LR現像, ISO1600, ISO3200, ISO6400 )
・ 5D3 + EF 28mm USM ( F4, LR現像, ISO1600, ISO3200, ISO6400 )
・ E-M5 + Lumix 14mm ( F4, LR現像, ISO 1600, ISO3200, ISO6400 )

ニコン D700 は古い機種ではありますが、画素ピッチの極めて大きなフルサイズ機だけあって、高感度ノイズだけ見れば現状でも最も優れている機種の一つでしょう。特に等倍ですと今回の4機種中で最もノイズ少なく見えます。

ただ、今時のセンサーですとどちらかというと画素数を増やして、ノイズに関してはノイズリダクション頼みでどうにかするという風潮です。今回の結果はこの最近のセンサーと昔のセンサーの差が良く分かります。

同サイズで比べた場合、画像を縮小すればそれだけノイズ少なく見えますし、逆に D700 の画像を最近の機種と同じ拡大率で比べますとはっきりと解像が劣って見えます(特に D700 はLPFの効きも普通ですし)

カラーノイズリダクションの効いているLightroom現像の方では、正直 5D3 や X-Pro1 と比べて D700 で特に差がありませんし、解像を犠牲にすればさらにNRで輝度ノイズも減らせますので、現像条件で逆転されかねません(カメラ側JPEGでも同傾向です)

むしろ D700 では低感度時の解像力の低さが目立つということになりがちです。

さらに、今回の4機種中ではセンサーサイズ的に劣るだけあって、明らかに E-M5 のノイズが多めですが、以前のフォーサーズとフルサイズ機ほどの差でもなく、ノイズリダクション動作させた条件ですと1段程度の差に収まるのではないかと思います。この辺は単純に最近のセンサー(で特に狭い画素ピッチ機ほど)頑張っているということでしょう。

ということで、画素ピッチを大きくするというのはやはりセンサー性能面で有利で、D700 はノイズリダクションに頼らずとも十分ノイズレスですが、今時はノイズリダクションを掛けること前提の、主に画素数に頼ったセンサー設計になりつつあるということでしょう(DRも意外と悪くなって無いですし)

NR頼みはどうしても嫌だと言う方には、今ですとかなり安いですし D700 もお勧めですが、センサー設計的にはもはや少し古いのかもしれません。
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E-M5 換算90mm遠景解像比較

2012/05/07 15:19
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ここのところ OM-D E-M5 追加でフォーサーズ向けレンズまとめてテストし直していますが、今回は換算90mmとなる実焦点45mm近辺での比較としてみました。

手元のマイクロフォーサーズレンズ中、42〜45mm近辺で撮影できるもの全てということで、オリンパス M.ZD 45mm, M.ZD 12-50 EZ, M.ZD 14-150, M.ZD 14-42 II R, M.ZD 40-150, パナソニック Leica DG 45mm, Lumix G 14-45, Lumix G X PZ 14-42, Lumix G X PZ 45-175 と、あと Zuiko Digital 50mm F2 Macro でも撮影してみました(他のフォーサーズレンズまで含めると14本超えて持ち切れませんでしたので今回省略)

撮影条件ですが基本絞りF4で、開放時これより暗いレンズでは絞り開放F値で撮影しています(E-M5 ですと解像ピークはほぼ絞りF4です)

RAW現像はいつもの様にLightroomの自動諧調プリセットですが、今回雲が少し多いですので現像時に明るめに露出補正しています。

E-M5 + ZD 50mm F2 ( F4 )
E-M5 + M.ZD 45mm F1.8 ( F4 )
E-M5 + Leica DG 45mm F2.8 ( F4 )
E-M5 + Lumix G 14-45 ( 45mm, F5.6開放 )
E-M5 + Lumix G X 14-42 ( 42mm, F5.6開放 )
E-M5 + Lumix G X 45-175 ( 45mm, F4開放 )
E-M5 + M.ZD 14-150 ( 45mm, F5.4開放 )
E-M5 + M.ZD 12-50 EZ ( 45mm, F6開放 )
E-M5 + M.ZD 14-42 II R ( 42mm, F5.6開放 )
E-M5 + M.ZD 40-150 ( 45mm, F4.1開放 )

今回のレンズ10本ですが、基本的にはどれも良く写っています。致命的に写りが悪いというレンズはありません。

この換算90mmという画角は写りの良いレンズを比較的小型に作れるらしく、APS-Cやフルサイズ向けでも写りの良いレンズが多いです。マイクロフォーサーズ向けですと、さらにより小型軽量に作れるということになります。

ここで E-M5 では絞りF5.6でも既に回折による小絞りボケの影響が出始めてしまいますので、明るいレンズの方が結果的に解像面でも優れる傾向となります。今回では単焦点レンズの3本が特に優れます。

M.ZD 45mm は少しフォーカスをミスったかもというのはありますし(今回面倒でしたので全てAFで撮影しています)、Leica DG 45mm は<前の撮影ですと微妙に片ボケしている?>というのもあるのですが、パナソニックの手ぶれ補正レンズの場合、三脚に乗せていてもレンズ側の手ぶれ補正は切らない方が良い気がするということで、今回ですと比較的 Leica DG 45mm も良く写っています。

少し驚いたのが ZD 50mm Macro の写りでして、E-M5 で用いるとこのレンズの解像力の高さがはっきりと分かります。

マイクロフォーサーズ機で用いるとAFが極めて遅いですし、そもそもマウントアダプター使用そのものがお勧めできませんので、あくまで Zuiko Digital HG レンズ解像の参考までにというところですが、これを見てしまうとやはりこのセンサーを載せたフォーサーズ機が欲しい処です。

写りが悪い方は、全体的にオリンパスのマイクロフォーサーズ向けズームレンズ群ですが、写りが悪くなりがちな主な理由は撮影時の前玉のグラつきということで、今回いろいろ調節して撮影しています。ですので写り的にはそれほど悪くありませんが、オリンパス軽量ズームレンズの問題点はやはりこの精度的な面かと思います。

マイクロフォーサーズの光学系というのは、フルサイズのものをセンサーやマウント含めて全て半分(体積的には1/8)に縮小したもの相当と見なせ、光学系全体を縮小してもレンズ収差的には変わりませんので(F値も同じ)、写りの良いレンズを小型に作れる理屈です(ただし撮影対象は縮小していませんのでボケなくなります)

ここで見落としやすい問題点として、これは工作精度を倍に保てるのであればという条件下での話ですので、実際にはマウント側含め精度面でいろいろと辛いのでしょう。

その点パナソニック製ですとズームレンズ含め写り安定していますが、こちらはこちらでレンズ小型化の際には周辺光量を犠牲にする傾向があります。今回ですと、特にパワーズームXレンズの2本で周辺減光が気になります。あと、オリンパス機で用いると色収差が目立ちます。

なお、望遠ズームレンズのワイド端は周辺部の写り悪い場合が多いということで、今回の2本とも小絞りボケが出ることは分かっていても本当はF5.6まで絞った方が良いかもしれません。

ということで、フォーサーズ側はそろそろ小絞りボケとの戦いになりつつあるということで光学的限界が近そうですが、極めて解像力のある E-M5 で用いても各レンズ問題なく、どれも小型なレンズですのでお勧めかと思います。これ以上の写りを望むのであれば、もっとレンズを大きくするしかないでしょう。
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デジタル一眼黒潰れテスト

2012/05/06 20:59
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このテスト何度も行っていますが、少し気になる点がありましたので条件を変えて再テストしてみました。

ここでミラーレス機に関しては、E-M5 だけあれば十分という結論に達しましたので順次手放す予定で、既に NEX-7 と E-PM1 が手元にありません。当面このブログでは大きい方のカメラ比較がメインになるかと思います。

ということで、今回の比較カメラは 5D Mark III, X-Pro1, E-M5, GX1, GF5 の5台で、使用レンズは EF 28mm F1.8 USM, XF 18mm F2, Lumix G 14mm F2.5 となります。

さらにSilkypixですと実は好きなだけ露出補正できるということで、今回は<以前のテスト>よりもう少し条件を厳しくして最大6EVまで持ち上げてみました。

条件的には絞りF4のISO200に固定で、今回はシャッター速度の方を1/60〜1/500秒まで変えています。これですと適正露出から3EV〜6EVアンダーになりますので、現像時にそれを打ち消す分露出補正しています。<前に屋外で行っていた黒潰れテスト>と内容的にはほぼ同じです。

Silkypixの現像時設定は基本的にはスーパーニュートラルテイストで、ここから諧調を硬調に、WBをSilky側オート(自然)にしていますが、大きく持ち上げた条件ですとWBが安定しませんので一部手動でも調節しています。この設定ですと、ノイズリダクションの類は動作しません。

・ X-Pro1 + XF 18mm ( Silkypix現像, F4, ISO200,
  +3EV補正, +4EV補正, +5EV補正, +6EV補正 )
・ 5D Mark III + EF 28mm USM ( Silkypix現像, F4, ISO200,
  +3EV補正, +4EV補正, +5EV補正, +6EV補正 )
・ E-M5 + Lumix G 14mm ( Silkypix現像, F4, ISO200,
  +3EV補正, +4EV補正, +5EV補正, +6EV補正 )
・ GF5 + Lumix G 14mm ( Silkypix現像, F4, ISO200,
  +3EV補正, +4EV補正, +5EV補正, +6EV補正 )
・ GX1 + Lumix G 14mm ( Silkypix現像, F4, ISO200,
  +3EV補正, +4EV補正, +5EV補正, +6EV補正 )

何度も扱ってきました様に基本的な傾向としては、高感度時のノイズ特性に優れるカメラほど、低感度時のシャドウ側特性でも優れます(今回ですとISO 1600〜12800相当)

ただ、高感度特性はほとんどセンサーサイズで決まるのに対して、このシャドウ側特性(=ほぼダイナミックレンジ)はセンサーメーカーであったり、設計が新しいかどうかに大きく依存するということも、ここでは何度も扱ってきた話です。

ですので、センサー大きいだけあって 5D Mark III の性能が良いのも間違いないのですが、暗部特性だけ見れば X-Pro1 の方が優れている様にも見えます。

5D Mark III は意外とシャドウ側のノイズが多いのと、筋状のバンディングノイズが大きめでセンサーサイズの割にそれほどでもありません(今回、最低感度ではないISO200で撮っているというのはありますが)

ただ、X-Pro1 はこれはこれで Silkypix側で何か特殊な処理が入っている様で、暗部側の色ノイズが少ない代わりに、妙に色が薄いという問題点はあります。

E-M5 は、センサーサイズの割にこのテストに関しては極めて優秀で、黒潰れだけ見れば 5D Mark III より優れているようにも見えます。

ただ、暗部ノイズや黒潰れ的には優れていても、妙にコントラストが悪化し易いですので、もしかすると記録時の12bit RAWによる限界があるのかもしれません(14bit RAWに関しては<前に D700 で扱ってます>)

パナソニックセンサー機に関しては、やはりこのテストが全体的に不得意で GX1 も GF5 もあまり結果良くありませんが、妙に黒潰れし易かった GX1 などの従来機(<GH1 辺りからこの傾向でした>)と比べると、明らかに GF5 の方が黒潰れし難くなっています。ダイナミックレンジ的には GX1 より GF5 の方が優秀そうです。

ただ、GF5 を使っていて気になったのがこのシャドウ側特性でして、全体を良く見ると左側(横構図ですと上、センサー的には下側)に、妙なムラが生じています。

この手の症状は<前に用いていた E-30 でも出ていた>ということで、まだセンサー使い慣れていないのかもというのはありますが、せっかく黒潰れし難くなっているのに惜しい点です。

ということで、ダイナミックレンジとそれに伴う暗部側特性が相変わらずの問題点ではありますが、正直ここまでシャドウ側持ち上げることもありませんので、実用上は今回の5機種どれも問題ないかと思います。

ただ、今時ですと搭載されていて当たり前の、暗部を持ちあげる系の機能(DR拡張系)でも同様の処理入りますので、JPEG撮影時でも注意された方が良いかもしれません。
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フォーサーズ換算40mm遠景解像テスト

2012/04/28 16:14
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この解像テストは<前にも行いました>が、Lightroomが E-M5 に対応したのと、手元に GF5 が増えましたのでやり直してみました。

今回は基本フォーサーズ機比較で、5D Mark III や NEX-7 は省略しています。前の結果も見てください。

その代わりに今回は E-5 も追加して、あと似たようなセンサーサイズの キヤノン PowerShot G1X も比較に入れてみました。

使用レンズは前と同じ Zuiko Digital 12-60 で、この場所でモアレや偽解像の確認しやすい換算40mmとなります。絞りは中央解像がピークとなるF4です。

RAW現像もいつも通りLightroomの自動諧調プリセットで特に何も調節していません(ただしLR3と同じ2010 Ver.にしてあります)

JPEG側も標準的なものですが、オリンパス機ではノイズリダクションはOFF、パナソニック機では今回は超解像設定を拡張にしてみました。

・ E-5 + ZD 12-60 ( 20mm, F4, カメラJPEG, LR現像 )
・ E-M5 + ZD 12-60 ( 20mm, F4, カメラJPEG, LR現像 )
・ E-PM1 + ZD 12-60 ( 20mm, F4, カメラJPEG, LR現像 )
・ GF5 + ZD 12-60 ( 20mm, F4, カメラJPEG, LR現像 )
・ GX1 + ZD 12-60 ( 20mm, F4, カメラJPEG, LR現像 )
・ PowerShot G1X ( 換算40mm, F4, カメラJPEG, LR現像 )

前回の撮影ですとマウントアダプタ MMF-1 が微妙に片ボケしていてあまり良くなかったということもあり、今回マイクロフォーサーズ機側では MMF-2 を用いていますが、正直ここまでカメラ側解像力が上がってきますと優秀なズームレンズである ZD 12-60 でも全域での等倍結像が辛い感じです。

E-5 でもこの条件ですと微妙に像面湾曲傾向があるというのは見えていたのですが、E-M5 で用いるとさらに微妙に左右に片ボケしているようにも見えます。

気がつかないだけで前からそうだったのかもしれませんが、E-5 では特に気になりません(左右同時にボケるので像面湾曲に見えます)ので、マウントやアダプタ側、あとレンズ前玉ユニットなどの精度問題がありそうです。センサーが小さい分、この辺の精度にもシビアということでしょう。

各機の解像力に関してですが、今回の6機種ですと悪い方は明らかに G1X です。

ただこれはセンサー側の問題というよりは、おそらくレンズの問題で、これだけ大きなセンサーに対して明らかに小さすぎるレンズですので、解像力高くなさそうなのは仕方のないところでしょう。ZD 12-60 はそれに対して遥かに巨大なレンズですし、G1X の場合F5.6程度まで絞った方が解像力高いかもしれません。

あとモアレが出難いことから、G1X はそれなりにLPFが効いているのではないかと思います(しかしJPEG側は極めて処理がうまいですね)

5台とも同じレンズでテストしているフォーサーズ側ですと、やはりLPFが極めて弱めらしいオリンパス機の方が画素数の割にRAW時の解像感が高く、パナソニック機の方がほんの少しだけ落ちる感じです。

ただ、ここまでくるとほとんど誤差のレベルで、5機種中で解像だけ見れば明らかに E-M5 が良いですが、現像時のほんの少しのシャープネス強度の差で分からなくなる差です。

それよりもレンズの方が影響でますし(ZD 12-60 でもそろそろ解像力不足っぽい)、何よりもあまりにピントであるとか撮影条件にシビアで、最も影響あるのは実は撮り手の腕かと思います。ここまで来ると厳密にフォーカスを合わせるためだけに三脚が必要なレベルです。

E-PM1 もレンズや条件同じであれば E-5 とほぼ同じに写りますが、どちらにせよフォーサーズのHG以上のレンズをマイクロフォーサーズ機で用いるのは無理がありますし、マイクロフォーサーズのレンズは E-M5 のセンサーで使うにはどれも解像力不足でしょう(最低でも単焦点レンズ)

ということで、そろそろフォーサーズ側も解像限界に近いという感じですが、逆に言えば優秀なフォーサーズのレンズを E-M5 であれば限界に近いところまで使えるということで、のんびりと景色を撮るのであればHGクラスのレンズを E-M5 で用いるのも悪くないのかもしれません。ただ、やはりマウントアダプタ経由での使用は精度と強度的な面で不安が残ります。
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ミラーレス機シャドウ側特性比較

2012/04/27 23:02
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このテストは<前にも行いました>が、DMC-GF5 が増えましたのでやり直してみました。

ここで、Silkypixで現像しようかと思っていたのですが、Lightroom 4.1のRC2版がちょうど GF5 にも E-M5 にも対応しましたので、今回LightroomでのRAW現像となります(なお、<以前の E-M5 解像テスト>もLRで現像し直しています)

撮影条件ですが、ISO3200時とISO400時から+3EV持ち上げた場合としています。

露出条件は全てシャッター速度1/60秒、絞りF5.6に固定で、この場所ですとISO3200時に適正露出ですが、さらにISO400でも撮影し(= 3EV露出アンダー)、それを現像時に3EV持ち上げることでシャドウ側の状況を見てみます。

なお、使用レンズは E 18-55 OSS と Lumix G X PZ 14-42 で、共にワイド端の換算28mmです。

RAW現像条件ですが、基本ゼロ設定プリセットで、後はホワイトバランスがバラバラでしたのでLR側オートにしています。

ISO400側はさらに+3EVの露出補正を行っていますが、今回はノイズリダクション側の設定を変えていません(= NRオフ)。ですので、輝度ノイズもカラーノイズも良く分かります。

・ NEX-7 + E 18-55 OSS ( ISO3200, ISO400+現像時3EV補正 )
・ E-M5 + Lumix G X 14-42 ( ISO3200, ISO400+現像時3EV補正 )
・ GX1 + Lumix G X 14-42 ( ISO3200, ISO400+現像時3EV補正 )
・ GF5 + Lumix G X 14-42 ( ISO3200, ISO400+現像時3EV補正 )
・ E-PM1 + Lumix G X 14-42 ( ISO3200, ISO400+現像時3EV補正 )

このテストでシャドウ側特性(=主にダイナミックレンジ)が分かりますが、ISO3200時のノイズも良く分かります。

高感度時ノイズに関しては前回<Silkypixで比較しました>様に、GX1 より微妙に GF5 の方がノイズ多い様ですが、旧パナソニック12Mセンサーの E-PM1 と比べれば明らかな改善が見られます。

さらに面白いことに、パナソニックセンサーが苦手とするこのシャドウ側特性に関しても GF5 で多少改善されている様です。

ただ、パナソニックセンサーでは最も優れていると思われる GX1 の高感度性能でも GF5 のシャドウ側特性でも共に NEX-7(& E-M5 ) には負けていて、パナソニックセンサーはまだまだソニーセンサーには敵わないというところでしょう。今回持って行きませんでしたが、キヤノンセンサー機とは良い勝負かもしれません。

あとLightroomで現像してみて改めて思ったのですが、E-M5 のセンサーは NEX-7 のセンサーに似た特性で、ISO3200時のノイズレベルなど E-M5 と NEX-7 でそっくりです(もしくは E-M5 の方が良さそう)

さらにシャドウ側特性に関して、NEX-7 も確かに優秀なのですが、E-M5 はさらに優れている様にも見えます。

おそらく NEX-7 のセンサーをベースにサイズを切り詰めたのが E-M5 センサーと想像できますが、より新しいだけあって基本性能もさらに良くなっているのかもしれません。

結局この5機種中ですと E-M5 のセンサーが最も優れていそうですし、旧パナソニック12M機の E-PM1 は(E-PL3 や E-P3 も同じセンサーですが)、性能的には少し劣るということになるかと思います。

ということで、パナソニックセンサーはもう少し頑張らないといけませんねという、いつもの結論となりそうです。
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