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2012/05/06 20:59
このテスト何度も行っていますが、少し気になる点がありましたので条件を変えて再テストしてみました。
ここでミラーレス機に関しては、E-M5 だけあれば十分という結論に達しましたので順次手放す予定で、既に NEX-7 と E-PM1 が手元にありません。当面このブログでは大きい方のカメラ比較がメインになるかと思います。
ということで、今回の比較カメラは 5D Mark III, X-Pro1, E-M5, GX1, GF5 の5台で、使用レンズは EF 28mm F1.8 USM, XF 18mm F2, Lumix G 14mm F2.5 となります。
さらにSilkypixですと実は好きなだけ露出補正できるということで、今回は<以前のテスト>よりもう少し条件を厳しくして最大6EVまで持ち上げてみました。
条件的には絞りF4のISO200に固定で、今回はシャッター速度の方を1/60〜1/500秒まで変えています。これですと適正露出から3EV〜6EVアンダーになりますので、現像時にそれを打ち消す分露出補正しています。<前に屋外で行っていた黒潰れテスト>と内容的にはほぼ同じです。
Silkypixの現像時設定は基本的にはスーパーニュートラルテイストで、ここから諧調を硬調に、WBをSilky側オート(自然)にしていますが、大きく持ち上げた条件ですとWBが安定しませんので一部手動でも調節しています。この設定ですと、ノイズリダクションの類は動作しません。
・ X-Pro1 + XF 18mm ( Silkypix現像, F4, ISO200,
+3EV補正, +4EV補正, +5EV補正, +6EV補正 )
・ 5D Mark III + EF 28mm USM ( Silkypix現像, F4, ISO200,
+3EV補正, +4EV補正, +5EV補正, +6EV補正 )
・ E-M5 + Lumix G 14mm ( Silkypix現像, F4, ISO200,
+3EV補正, +4EV補正, +5EV補正, +6EV補正 )
・ GF5 + Lumix G 14mm ( Silkypix現像, F4, ISO200,
+3EV補正, +4EV補正, +5EV補正, +6EV補正 )
・ GX1 + Lumix G 14mm ( Silkypix現像, F4, ISO200,
+3EV補正, +4EV補正, +5EV補正, +6EV補正 )
何度も扱ってきました様に基本的な傾向としては、高感度時のノイズ特性に優れるカメラほど、低感度時のシャドウ側特性でも優れます(今回ですとISO 1600〜12800相当)
ただ、高感度特性はほとんどセンサーサイズで決まるのに対して、このシャドウ側特性(=ほぼダイナミックレンジ)はセンサーメーカーであったり、設計が新しいかどうかに大きく依存するということも、ここでは何度も扱ってきた話です。
ですので、センサー大きいだけあって 5D Mark III の性能が良いのも間違いないのですが、暗部特性だけ見れば X-Pro1 の方が優れている様にも見えます。
5D Mark III は意外とシャドウ側のノイズが多いのと、筋状のバンディングノイズが大きめでセンサーサイズの割にそれほどでもありません(今回、最低感度ではないISO200で撮っているというのはありますが)
ただ、X-Pro1 はこれはこれで Silkypix側で何か特殊な処理が入っている様で、暗部側の色ノイズが少ない代わりに、妙に色が薄いという問題点はあります。
E-M5 は、センサーサイズの割にこのテストに関しては極めて優秀で、黒潰れだけ見れば 5D Mark III より優れているようにも見えます。
ただ、暗部ノイズや黒潰れ的には優れていても、妙にコントラストが悪化し易いですので、もしかすると記録時の12bit RAWによる限界があるのかもしれません(14bit RAWに関しては<前に D700 で扱ってます>)
パナソニックセンサー機に関しては、やはりこのテストが全体的に不得意で GX1 も GF5 もあまり結果良くありませんが、妙に黒潰れし易かった GX1 などの従来機(<GH1 辺りからこの傾向でした>)と比べると、明らかに GF5 の方が黒潰れし難くなっています。ダイナミックレンジ的には GX1 より GF5 の方が優秀そうです。
ただ、GF5 を使っていて気になったのがこのシャドウ側特性でして、全体を良く見ると左側(横構図ですと上、センサー的には下側)に、妙なムラが生じています。
この手の症状は<前に用いていた E-30 でも出ていた>ということで、まだセンサー使い慣れていないのかもというのはありますが、せっかく黒潰れし難くなっているのに惜しい点です。
ということで、ダイナミックレンジとそれに伴う暗部側特性が相変わらずの問題点ではありますが、正直ここまでシャドウ側持ち上げることもありませんので、実用上は今回の5機種どれも問題ないかと思います。
ただ、今時ですと搭載されていて当たり前の、暗部を持ちあげる系の機能(DR拡張系)でも同様の処理入りますので、JPEG撮影時でも注意された方が良いかもしれません。
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