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<<   作成日時 : 2011/03/14 21:00   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 17 / トラックバック 0 / コメント 2

この撮影は3月11日の昼頃に行っていたものですが、直後に東北関東大震災(もしくは東日本大震災?)でそれどころではなくて、現像もせずに放置になっていました。特に地震で実害があったわけではないのですが、比較的落ち着いてきましたので比較結果を上げておきます。

今回ですが、コンパクトデジタルカメラでのボケ具合を比較してみるというものです。

そもそもコンパクトデジタルカメラですと、レンズが明るくても大きくボケることはまずないのですが、XZ-1 は例外的ですので、主にこれをマイクロフォーサーズ機や他のレンズの明るいコンパクト機と比べてみるというのが今回の趣旨です。

比較機材ですが、デジタル一眼はとりあえず E-PL2 ということにして、レンズには単焦点の LUMIX G 14mm F2.5, LUMIX G 20mm F1.7, Zuiko Digital 50mm F2 Macro で、キットズーム例ということで M.Zuiko Digital 14-42 II を用いてみました。

コンパクト機の方は、XZ-1 以外に、LX5, S95 と、今回新しくリコーの GR Digital III も追加されています。

この GRD3 は一度手放しているカメラなのですが、XZ-1 よりはこちらの方がスナップ向けかなということで買い戻してきています(比較にもちょうど良いですし)

比較としてはボケ重視ということで、今回全て絞り開放で、広角側、標準、望遠側の3通りで撮影しています。ほとんどの条件でシャッター速度間に合いませんでしたので、NDフィルタを用いています。

RAW現像に関しては、Lightroomが(まだRC版ですが)E-PL2 や XZ-1 に対応しましたので、いつも通りこれの自動諧調プリセットで現像しています。特に現像時調節は無しでホワイトバランスはカメラ側オートとなります。

撮影対象は<前にボケテストを行ったことのある>、人の大きさぐらいの欄干を縦構図で全体に入るぐらいで撮るという条件となります。この条件の場合、焦点距離によって撮影位置が異なりますのでパースも異なります。フォーカスは最も手前の欄干に合わせていますが、厳密には撮影されていませんので参考程度と思ってください。

この構図は本来<フルサイズ一眼+単焦点向け>のテスト内容ですので、センサーの小さなコンパクト機では全くボケないで、本来あまり意味の無いテストなのですが、意外と面白い結果になっています。

画像

E-PL2 + LUMIX G 14mm F2.5 ( 14mm, F2.5開放 )
E-PL2 + M.ZD 14-42 II ( 14mm, F3.5開放 )
XZ-1 ( 換算28mm, F1.8開放 )
LX5 ( 換算24mm, F2開放 )
S95 ( 換算28mm, F2開放 )
GR Digital III ( 換算28mm, F1.9開放 )

画像

E-PL2 + LUMIX G 20mm F1.7 ( 20mm, F1.7開放 )
E-PL2 + M.ZD 14-42 II ( 25mm, F4.5開放 )
XZ-1 ( 換算50mm, F2開放 )
LX5 ( 換算50mm, F2.7開放 )
S95 ( 換算50mm, F3.2開放 )

画像

E-PL2 + ZD 50mm Macro ( 50mm, F2開放 )
E-PL2 + M.ZD 14-42 II ( 42mm, F5.6開放 )
XZ-1 ( 換算112mm, F2.5開放 )
LX5 ( 換算90mm, F3.3開放 )
S95 ( 換算105mm, F4.9開放 )


ボケにだけ注目すれば、理屈の上ではセンサーサイズが大きいほど、焦点距離が長いほど、F値小さいほどボケますので、今回の例で最もボケているのは理屈通り E-PL2 + ZD 50mm F2 Macro となっています。

フォーサーズはデジタル一眼とは言ってもセンサーが小さいですので、本来ぼかす用途にはあまり向きません(<前のフルサイズやAPS-Cとの撮り比べでも分かります>)

とはいっても、さすがに1/1.7インチセンサーのコンパクト機とは異なり、2段はセンサーが大きいですので、F値の大きなキットレンズであっても、明らかにデジタル一眼の方が良くボケています。

ここで、面白いことになっているのが XZ-1 でして、使っていて妙にボケて写るという印象があったのですが、ボケ量だけ見ればやはりフォーサーズ一眼とそれほど変わりません。キットレンズと比べれば、条件によっては XZ-1 の方がよくボケているかもしれません。

さすがズームとは言え、明るいレンズは良くボケる・・・・ということで話を締めくくっても良いのですが、私の印象ですとこのボケ方はちょっと異常です。

センサー1/1.7インチで換算28mm時F1.9レンズという、XZ-1とほとんど同じスペックの GRD3 は、この条件ですとほぼパンフォーカスで全域はっきり写っています。<GRD3は特にパンフォーカス向けのレンズ>という性質はあるのですが、これがコンパクト機の本来のボケ方です。

LX5 も似たような明るいズームレンズですので、コンパクト機の中では比較的良くボケていますが、この条件ですとやはり、ほぼパンフォーカスで写ります。

S95 も比較的ボケ難いレンズですし、スペック的にそれほど望遠側は明るくありませんのでボケないのは当たり前ではありますが、XZ-1 のボケ方はどちらにせよこのセンサーサイズのカメラとしては異常です。

こうなる理由は、特に標準画角で良くボケていることから<前にも書きました像面湾曲の影響>もあるでしょうし、あと<コマ収差の影響>もありそうです。

ただ、センサー小さいのに妙にアウトフォーカス部がボケ易いということで、そういう特殊なレンズとして初めから設計してあるのだと思います。

フォーカス面は非常にシャープですし、少しでもピントを外すと速やかに、比較的綺麗にボケていきますので、このようなレンズが好きな方には XZ-1 お勧めです(<前にも書きました>)

ただ、個人的にはパンフォーカス表現が好きなので、深度が深くボケ難い小センサー機を好むところがあって、この XZ-1 はちょっと私には合わないなと思っています。

何度も指摘していますように、XZ-1 はフォーカス精度が怪しいのも当たり前の話で、これだけボケ易ければピントが合い難いのも道理です。この辺は好き嫌いの問題でしょう。

ということで、スナップ用途としては、逆にボケ難くフォーカスを外し難い GRD3 の方が好みだということで、買い戻してきたということになります。本当は XZ-1 を売って 直接 GRD3 に換えようかと思いましたが、ちょっと売るのを遅らせてテストしてみました(このブログはこうして機材比較しているケースが多いですが)

ということで、XZ-1 はファームアップではまず無理で、おそらく後継機でも私の好みのカメラになることはまずないだろうということで手放す予定ですが、やはりデジタル一眼風に写るカメラが好きであればお勧めだと思います。これはこれで貴重なタイプのコンパクト機でしょう。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
無事で何よりです。もしかしたら?!!と思い心配してました。

2011/03/14 21:16
ありがとうございます。

危うく帰宅難民化するところでしたがぎりぎり帰れました。

機材も無事でしたし私個人に関しては良かったですが、未だに連絡の付かない知り合いがいたりしてちょっと心配です。
ブログ主
2011/03/14 21:48

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