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help RSS シグマ 18-250 OS購入と高倍率ズームレンズ比較

<<   作成日時 : 2009/08/07 17:10   >>

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現状APS-C向けのレンズが魚眼と広角レンズしかなくて、望遠側を全てフルサイズ向け標準ズームを流用という方針でも良いのですが、広角側の標準ズームが無いとやはり不便ですし、最近いろいろと出ているAPS-C向けの高倍率ズームの性能も気になるところですので、試しに写りが良さそうなシグマの18-250mm F3.5-6.3 DC OS HSMを買ってみました。

実は、シグマより先にタムロンの18-250 ( A18NII )も買っていたりするのですが、酷い片ボケでしたので直ぐに調節に出してしまって手元にありません。仕方なくもう一つの候補だったシグマの18-250 OSを買ってきたという事情だったりします。ということで、後でタムロンのA18も比較すると思います。

今回の比較レンズですが、高倍率ズームは多数持っていても基本的にマウント毎に1本運用なので、同一マウント内での比較ではなく、各マウント毎(フルサイズ、APS-C、フォーサーズ、マイクロフォーサーズ)の比較となります。購入予定で比較が見たい方にはあまり参考にならないかと思いますが、センサーサイズが違うと写りはこう違うという例ということで。

実際の比較レンズは、フルサイズ向けがタムロンの28-300 VC (A20), フォーサーズ向けがパナライカの14-150, マイクロフォーサーズ向けがLUMIX G 14-140と、この4本での比較となります。ボディはいつものようにD700とD90とGH1です。

比較条件ですが、画角は良くこのブログで撮影している換算28mm, 50mm, 300mm近辺の望遠ということで、構図同じでいろいろ撮っていますので、過去の撮影例と比べてみてください。

比較する上で問題になるのが絞りの値で、大きく絞った条件では回折の問題でフォーサーズ側が不利ですし、開放側同一F値で比較すると、明らかにセンサーサイズ大きいほど写りが悪くてやはり比較になりません。深度を合わせようとしても高倍率ズームですので望遠側がどれも暗めで、フォーサーズ側が絞り開放となってしまいます。

ただ撮り比べてみるとやはりフォーサーズ側に対して、APS-Cで1段分、フルサイズ側で2段分絞ると似たような描写になりますので、今回は深度を合わせて、フォーサーズではF5.6, APS-CではF8, フルサイズではF11で撮影してみました。結果的に各レンズで最も良く写るF値近辺での比較撮影となります。あと18-250 OSに関しては開放時の例も出しておきます(標準画角時の例をMFで撮るの忘れて、なぜかAFではどれもピンボケなのでこれは省略)

現像はいつものようにRAWで撮影して自動諧調プリセットでの現像ですが、ホワイトバランスがバラバラでしたので手動であわせてあります。雲が多くて白飛び気味でしたので、一部撮影時に-1EV露出補正していますが、Lightroomの自動諧調で露出の差は消えています。暗所ノイズに微妙な影響が出ているかも知れませんが、今回はそのあたりは無視してください。

・ D700 + Tamron 28-300 VC ( F11, 28mm, 50mm, 300mm )
・ D90 + Sigma 18-250 OS ( F8, 18mm, 32mm, 250mm )
・ GH1 + PanaLeica 14-150 ( F5.6, 14mm, 25mm, 150mm開放 )
・ GH1 + LUMIX G 14-140 ( F5.6, 14mm, 25mm, 140mm開放 )

・ D90 + Sigma 18-250 OS ( 18mmF3.5開放, 250mmF6.3開放 )

APS-C向けの高倍率ズームと言うと以前にニコンの18-200VRを用いていて、<前にも高倍率ズーム比較>しましたように、特に望遠側の描写が酷すぎるという印象でしたが、今回のこのシグマの18-250 OSではより高倍率にも関わらずF8まで絞ればどの画角でもほぼ問題無い描写で、なかなか良く写るレンズです。開放側描写(特にワイ端、テレ端以外)を見てしまうと、とても良く写るというわけでもないのですが、比較的破綻していない描写で、特に望遠側で優秀です。ただ、手振れ補正はちょっと効きが悪い感じでしょうか。

個別に比較してみると、まずこの4本の中で完全に写りが別次元なのがパナライカの14-150でして、他のレンズで大きく絞ったとしてもこのレンズの開放描写の方が良いという凄いことになっています(望遠側のF5.6というのはつまりこのレンズでの望遠端開放)。全域で開放から周辺まで問題ありませんし、さすがライカブランドで高いだけあります。

14-150での問題点としては、他の高倍率レンズ同様に倍率色収差と歪曲が大きいことですが、パナソニック機で撮影すると、RAW現像時でも倍率色収差は消えてしまいます(LUMIX G 14-140も同様)。歪曲は問題ですが他のレンズと比べると小さめです。問題はフォーサーズマウントなので、これに釣り合うカメラ本体が存在しないということでしょう。あと、手振れ補正はこの4本の中では最も効きが悪いです。

LUMIX G 14-140も良く写る高倍率ズームで、ほとんどの画角で開放から周辺まで問題ありません。ただ望遠側はパナライカの14-150ほどではなく周辺が甘めですが、他の2本と比べれば開放から写りの良い部類となります。高倍率ズームとしては軽いほうですし、値段もパナライカと比べれば安いですので、便利ズームキットとしては、現状でG1もしくはGH1とセットでお勧めかと思います。E-P1には少し大きすぎでしょうか?

フルサイズ向けの高倍率ズームであるタムロンの28-300VC(A20)ですが、フルサイズ向け高倍率ズームとしては写りの良い方だと思いますが、大きく絞ったとしても今回の他の高倍率ズームレンズに周辺描写で太刀打ちできません。このA20の場合、広角側は絞れば問題ないのですが、望遠側はかなり大きく絞ったとしても周辺が流れてしまいます。ただこのレンズの良いところは、手振れ補正の効果(タムロンではVC)がとても強力なことで、今回の4本の中では効き目が最も強力だと思います。D700の高感度の良さと組み合わせればこれ一本でほとんど困らないというのは利点です。

ということで、このシグマの18-250 OSは写りは悪くありませんが、今回比較している高倍率ズームは優秀なものが多いですので評価としては普通となります。手振れ補正の効きが少し不安ですが、ニコンの18-200VRなどと比べれば圧倒的にお勧めかと思います。

APS-C向けのレンズらしく、安価なことと便利なことが売りで、なんといっても14倍という高倍率ズームレンズですので、ニコンの10-24と組み合わせるととても広くカバーできる利便性の高い組み合わせとなります。常に写りだけを気にするわけでもありませんので、これはこれで使い出がありそうです。ただ630gとちょっと重いのは気になるところです。この辺はタムロンのA18に期待します。

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